夕顔〜同性に最も嫉妬される女

紫式部の「源氏物語」に出てくる夕顔についてPHPにのっていました。
私は源氏の中で一番好きかも・・
夕顔は、ほっそりなよなよとして、ちょっと何かを言う雰囲気もああ、いたわってあげたいと思える感じで、たたただとてもかれんに見える。源氏は、身分がそんなに高くないとみなし夜な夜な通うようになり、そんな逢瀬を受け入れ、どんなにみっともないことでもいいなりになる愛らしさ。驚くほど柔らかで子どもっぽくいながら、男を知らないわけでもないというギャップ。ああこのギャップが男の人にとってはいいのかも。でも女性にはなんで?って思うわけですね。「自分らと同じ身分なのに不当に甘い汁を吸っている」と思える対象にだけ攻撃する。PHPには、現代でいうと夕顔に裕木奈江とかかれています。香椎由宇みたいなゴージャスな美人は私の彼なんて相手にしないだろうけれど、でも裕木奈江なら私の彼をひょいととってしまうような気がする。・・確かに。だから「魔性の女」って絶世の美女ではなくて、普通の女の中にいるんです。
ここまでで、私も昔同じことを言われました。
「私の彼とられちゃいそう」
ええ?!そんな友人を裏切るようなことしないよう!!
でもこれって褒め言葉だったんですねぇ。残念ながら私は絶世の美女ではないけれど、それでも人を引きつける魅力があると。「女の敵」「魔性の女」は一見なんでもないようなもの柔らかな女性の中にいる、そしてこの女性は決して平凡ではないことを。・・ま、こんなことを考えて当時の友だちは私に言ったわけではないと思うのですが・・。
じゃあ、私はやっぱり夕顔をめざさなくちゃ。
「人に嫌われたくはない」・・これって誰もが思うはず。でも、そればかり追い求めていればただの八方美人になってしまう。こう考えて思わせぶりにしといて、ひょいひょいと男の人をかえていく人を知っています。でも完全に捨てたわけではなく、キープにしておきたい・・みたいな。はぁ・・見ているだけで、めんどくさい・・って思うこともよくあります。以前男の人と女の人の態度の差がある人はきらいだって書きました。今でもそうですが、わかっちゃうようにやるのはきっとへたくそ・・なんだろうなぁ。私なら・・うまくやるけど。(なんて男性恐怖症の私には無理ですけど)