老年期実習のこと

私はあえて実習のことを書かないのですが、なぜなら個人情報保護ですから、でも今日は嬉しいことを書こうと思います。
私の患者さんは白血病で、治療を受けていました。白血病の治療は一度薬で白血病細胞をほとんどゼロになるまで叩きます。抗がん剤は強く、悪いがん細胞だけを狙って叩くことができないので正常な赤血球なども、どんどん少なくなります。ここで出てくるのが副作用で、有名なのが脱毛です。あ、今はいいウィッグがあるので心配ないですよ。
でももっと怖いのが、正常な血液細胞がやられるために起きる貧血、感染、出血傾向です。
このために命をおとしてしまう方もいらっしゃいます。
私の患者さんも、感染し易いことを示す数値がかなり下がり、いつ風邪症状で亡くなってもおかしくない状態で、隔離されました。
廊下の空気や手すりなどにも細菌がいますから。
でも、隔離までいった患者さん、一番低い数値から一気に2日目後には正常値へ。
約10倍数値があがりました。
普通なら、だいたいあがるにしても二倍、四倍とかだそうです。
これはミラクルでしたね。
私の学校の先生もびっくりで、
「●さんへ神様からのプレゼントだね、そしてペコちゃんへも神様からのプレゼントだね」と話してくださいました。
泣きましたね。
手洗いうがい、ウォッシュレット、マスクを口うるさくいい、出血しないように皮膚にワセリンぬったり、バレないように床に落ちていた髪をひろったり。

あー最終日本当に嬉しかったです。

※今日はあえて医療用語は使わないようにしました。かえってわかりにくくなってしまったらすみません。