忘れたくないのに・・

あなたと出会って歩いた風景のひとつひとつも
あなたが話した言葉の数々
あなたと食べたご飯の味さえ
忘れたくないのに

私の顔をすっぽり包んだ手のひらの大きさとあたたかさ
私の頭を軽くたたいて笑う少しゆがんだ口や
困ったような目

でも
あなたにとっては車の中の過ぎ去る風景と同じなのかな
いつかはみんな過ぎ去る時のコマのひとつのように
指のすきまから落ちる砂のように
少しずつ忘れて現実を精一杯生きていく

私だけすっぽりと取り残されていく感じ
あなたと座って話した石畳が だんだん冷たくなるように

昨日は宿題が終わらず、今日はがんばります。明日学校なのに。うっかりよく眠ってしまいましたが。忙しい方がいいのかな。少しばかり。上の詩はフィクションですが、せつない思いはちょっととっておきたい気がします。